器械製糸の技術と心

品質の高い生糸を生み出す努力を重ねる碓氷製糸の技術と
そこで働く人々の誇りと情熱!

 かつて生糸は日本の輸出製品の中心でした。
明治の始めにヨーロッパから器械式製糸技術が移入される以前から、日本の風土が培った生糸の品質の高さには定評があり、それを背景に器械式製糸は、明治、大正、昭和と発展を続け、その技術は洗練され、頂点を極めたと言っても過言ではありません。
日本の器械式製糸技術は世界に誇るべき、世界に冠たる技術だと考えます。

 しかし、周知のように現状は、様々な負の要因から養蚕業は衰退し、製糸工場も日本で二社を残すのみとなりました。その一つである碓氷製糸は、厳しい状況の中、今なお品質の高い日本の生糸を生産し続けています。その品質は追随する外国産生糸の目標となり、技術の基準となって来たことは言うまでもありません。

 日本の養蚕・製糸の状況がこのまま推移すれば、碓氷製糸の操業も危うくなると囁かれる今、営々と品質の高い生糸を生み出す努力を重ねる碓氷製糸の理念、技術力の高さ、働く人々の誇りと情熱を、今こそ声高く世に伝えねばならないと考えます。

 私たちは、碓氷製糸の操業の様子を撮影させて頂く時に、単に映像記録として残しておくべき被写体、あるいは単に技術解説を行う対象とは考えません。

 絹の文化を守り、いや再度活性化させる極めて重要な中核地として碓氷製糸を捉え、一人でも多くの人々の眼と心を絹へと向け、養蚕・製糸の再活性化の一助となるべく、碓氷製糸の皆様の協力者となることを願っております。

販売価格 10,500円(税込)